子供の時から山下達郎さんの曲が好きで、いまも聴いている。初夏になると達郎さんを引っ張り出してくる癖が私にはある。
達郎さんにはまったキッカケは『Ride on Time』
木村拓哉さん主演のドラマ「グッドラック」の主題歌として使用されていたところから知ったのだが、いつ聴いても古臭く感じない、時代を超えて愛される心地よい名曲だ。
あとは阿部寛さん主演のTBS系ドラマ「新参者」のテーマであった『街物語』もいい。だんだんと寒くなってくる秋口にぴったりの雰囲気を醸し出している、間奏のサックスも気持ちいいジャジーな一曲。
次にベストアルバムを聴き始めた。1982年にリリースされた「GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA」だ。1993年に生まれた私は当然リアルタイムで触れていない。当時はカセットだったのか。このアルバムもYouTubeで一通り、聴くことが出来る。
アップテンポのダンスナンバーである『Loveland Island』から爽快にはじまり、達郎さん初のシングルタイアップ曲『Let’s Kiss The Sun』は日本航空(JAL)のイメージにぴったりとハマる。
6曲目の FUNKY FLUSHIN’ は軽快なダンスナンバー。当時はディスコブームだったのかな。特徴的なリズム・パターンで、ノリやすく、達郎さん自身もグッとくる作品らしい。実はこの曲は少年隊にアレンジされて提供、シングルとして発表されている。
(上の映像、司会の古舘さんが若い….!!)
この FUNKY FLUSHIN’ はシングルとしてリリースされているが、カップリング曲(B面)にはBOMBERという曲が収録されている。実はこれも達郎さんの一曲である。以下、比較して聴いてほしい。
『BOMBER』は達郎さんの作品の中でも最も好きな曲のひとつだが、これは意外な発見であった。アダルティーでダーキッシュな雰囲気をゴリゴリのギターとベースで彩るこの名曲を、少年隊の爽やかさと異色のコラボ。いまのアイドルのように、きゃぴきゃぴ()な雰囲気とは違う、アイドルらしからぬアイドル。いいね。
で、実はさきほど紹介した『Loveland Island』にもジャニーズ(というか少年隊)関連で秘密が隠されている。以下の『Loveland Island』のMVをご覧いただこう。
MVをご覧いただくと、日傘を持った赤シャツの女性に目が行ってしまうほどに素敵だが、それを背後でみる怪しげなオッチャン。曲の途中からキレッキレのダンスを披露します。美人をみて嬉しくなっちゃったか。….実はこの人、少年隊の東山紀之さん。なんとここにも、つながりがあったとは。っていうかダンスがすごすぎて目まぐるしい。
以上の少年隊(もといジャニーズ)とのつながりをみていると、KinKi Kidsに楽曲を提供していることもうなずける。そう、みんながよく知っている、KinKi Kidsの『硝子の少年』は達郎さんの提供(作曲のみ、作詞は松本隆さん)ですね。
どっちもいい…!!曲の情景は違えど、それぞれに違った個性が発揮されていて耳の欲求を潤してくれる。ええ曲はいつでもどこでもええ曲やねんな。
いかがだったでしょうか。こんな感じでざっくりとだけども、達郎さんの曲(自分が好きな曲が多めやけど)を紹介してきた。新旧、国境問わずいろんな音楽がスマホひとつあればすぐに聴ける便利な時代で、なにを聴くって困ったときにこういう記事がナビゲートできれば嬉しい。これからもまとめていきます。